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「ビタミンC誘導体」とは?

お肌のケアをするのに必ずといっていいほど使われているのが化粧水ですが、化粧水はお肌にとってどういう役割があるのでしょうか。

よく言われているのは、洗顔等で失われた水分を補給するということです。ですが、これには若干の誤りがあります。

化粧水の主な成分は水です。洗顔の際にお肌の水分が失われてしまうのと同様、化粧水をつけてもお肌の上では蒸発してしまいます。化粧水は水分補給ではなく、角質層に浸透させて保湿を促すことを目的としているのです。そのためにも、洗顔の後はすぐに化粧水を使用しましょう。

化粧水はコットンでつけたほうが良いの?

化粧水をお肌につける時に、手で行うのかコットンを使うのかで分かれると思いますが、これにはメリットとデメリットがあります。

コットンを使用するメリットは、手に比べると凹凸が少ないので肌に摩擦が加わるのを抑えられることです。使い捨てですので雑菌の心配もありません。

デメリットは、質の悪いコットンを使うと逆に肌への負担が大きくなってしまうことと、化粧水をたっぷり含ませないと毛羽立ってしまって繊維による刺激でダメージを与えてしまうことです。

自分のライフスタイルに合った方法でケアをしてくださいね。

エイジングケアとは

エイジングケアという言葉が大分浸透してきましたが、エイジングケアとは一体どういったものなのでしょう。

エイジングは加齢を意味し、ケアはお手入れを表しています。加齢とともに増えてくる肌トラブルに対し、予防をしつつ年齢に合ったお手入れをして美肌を生み出すことがエイジングケアです。たとえば発生してしまった活性酸素を除去するなどの抗酸化や、紫外線対策などはエイジングケアの代表例です。これを怠ってしまうとシミやシワ、くすみ、乾燥などの肌トラブルが引き起こされやすくなります。

化粧水でできるエイジングケア

エイジングケアはいつから始めればいいのかわからないという意見もありますが、年齢は関係ありません。シミが増えたかも、目元の小じわが目立つかも、など自覚症状が出たらすぐに始めましょう。

最近の化粧水にはコラーゲンやヒアルロン酸、セラミドなどが配合されており、高い保湿力があるとされていますが、エイジングケアをうたった化粧水の多くには、ビタミンC誘導体などの抗酸化成分が配合されています。高保湿成分とエイジングケア成分のどちらもあわせ持っていれば、エイジングケア効果がより高まります。

化粧水の成分とは

化粧水もエイジングケア化粧水も、基本的な成分は同じです。

まず成分の大半を占めているのが水で、ミネラルや塩素を除去した精製水が使われています。

そして保湿効果のあるグリセリン、ブチレングリコールBG、商品によっては刺激性の高いプロピレングリコールPGやエタノールも使われています。

各社で違いがあるのが機能性成分です。保湿成分でしたら水溶性セラミドやヒアルロン酸、アミノ酸など、エイジングケア成分でしたら水溶性ビタミンC誘導体やナールスゲン、プラセンタエキスなどがあげられます。

化粧水のタイプ

化粧水には、目的に応じていろいろなタイプがあります。

特に肌トラブルのない方が一般的に使っているのは「一般肌用化粧水」。シミやソバカス、美白が目的の場合は「美白化粧水」、肌のキメを細かにする「収れん化粧水」、年季の入った角質や微細な垢・粉などを除去する「ふき取り化粧水」、ヒビやアカギレ対策の「アルカリ性化粧水」、ニキビ対策の「ニキビ用化粧水」などがあります。また男性専用の「男性用化粧水」は、女性に比べて皮脂量が多く、水分量が少ない男性の肌に合わせた化粧水になっています。

化粧水とビタミンとセラミド

化粧水には、ビタミンや保湿成分のセラミドを補給できるものが多くあります。なかでも最近人気を博しているのはビタミンC誘導体入りの化粧水です。

ビタミンC誘導体はビタミンCをより肌へ浸透させる目的で作られたもので、メラニンの色素沈着を抑える働きなどがあります。通常のビタミンCよりも皮膚に浸透しやすく、より実感力が高いです。乾燥肌対策としてより保湿力を求めるなら、一緒にセラミドやコラーゲンの入った化粧水を使うことをおすすめします。