美肌に欠かせない2大成分「ビタミンC」と「セラミド」について

誰もが知っている美容成分「ビタミンC」と「セラミド」、実は意外な関係性が…？！効率よく美肌を目指したい方に、それぞれの成分の特徴と効果を徹底解説します。

仕事のストレスや勉強、家事、子育てで忙しいと、肌が荒れてきてしまう方も多いのではないでしょうか。規則正しい生活や充分な睡眠、適度な運動、正しい食生活が美肌を作ることは分かっていても、なかなか実践することは難しいものです。ただ、体調不良は肌に現れます。肌のためでもあると考え、できる限り生活習慣を見直しましょう。生活習慣を変えられないと、いくら高額な、効き目があると言われているスキンケア製品を使用しても、効果的に働きません。美しい肌を作るためには、外側からだけではなく内側からも美しくなることを心がける必要がある、ということを大前提として、まずは覚えておいてくださいね。

美しい肌を作るために取り入れたいのが、抗酸化作用や美白作用など、さまざまな美容効果が期待できるビタミンCです。ビタミンCは体内で作られないため、食生活の中でも積極的に摂取することをお勧めします。厚生労働省によると1日のビタミンC摂取量の基準は100mgですが、バランスよく食品で摂取するのが難しければサプリメントでも構いません。

そして、肌から取れ入れるときのポイントは、ビタミンC誘導体が配合されているものを選ぶことです。ビタミンC誘導体の浸透性は普通のビタミンCの何倍もあると言われています。肌の角質まで浸透し、肌の酵素と反応しビタミンCを生成、そして長い時間とどまってくれて、さらに酸化しにくいことが分かっています。

・ニキビ予防、改善
炎症を抑え、皮脂の分泌をコントロールする効果があります。

・美白効果
メラニン色素の活性化を抑え、肌を明るくする効果があります。

・シワやたるみの改善
コラーゲン生成を促し、肌にうるおいとハリをもたらす効果があります。

・エイジングケア（肌老化防止）
抗酸化作用や新陳代謝を促す効果も期待できるため、肌の老化現象を最小限に食い止める効果があります。

これからのスキンケアにぜひ取り入れたいビタミンC誘導体ですが、もう1つ忘れてはならない成分があります。それがセラミドです。セラミドはビタミンCとは違い、人の肌の中に元々ある成分です。肌の細胞と細胞をつないでいる成分で、高い保湿機能を持っています。肌のターンオーバーがきちんと働いていると、セラミドは自分の肌の内側できちんと生成され、肌の水分状態を正常に保とうとしてくれます。

ところがターンオーバーが乱れると、セラミドが正常に生成されなくなり、不足してしまいます。ターンオーバーが乱れてしまう原因は、不規則な生活、過度のストレス、紫外線など様々です。また、普通に過ごしていても年齢を重ねると、セラミドの量はどんどん減っていきます。また、セラミドが減ってしまうもう1つの要因として、洗顔のし過ぎ、があります。肌の汚れだけでなく、必要な皮脂や水分も取り去ってしまうほどゴシゴシ洗ったり、強い洗顔料などを使用してしまうと、セラミドそのものも取り去ってしまい、水分保湿が機能しなくなってしまいます。セラミドが不足する前に、外からもぜひ補ってあげましょう。

このように、肌に不可欠なビタミンC誘導体とセラミドですが、実は一緒に使用すると、相乗効果が得られることが分かっています。ビタミンC誘導体が皮脂のコントロールを行うため、使用後に肌が乾燥することがあります。また、ビタミンCはもともと敏感肌や乾燥肌の人が使用したときに、少し刺激を感じることがありますが、それらをセラミドが補ってくれるのです。ビタミンC誘導体の配合された化粧水などを使用した後には、ぜひセラミドで保湿をしてください。