ニキビケアに効果あり！おすすめ植物エキスTOP3

大人ニキビは刺激に敏感です。そんなときは植物エキスで優しくケアするのがおすすめ！では、大人ニキビにはどんな植物エキスが効果的なのでしょうか？

アーティチョークは地中海沿岸で育つ植物で、日本ではチョウセンアザミと呼ばれることもあります。
アーチチョークの葉に含まれるシナロピクリンは、NF-kB(エヌエフカッパービー)の過剰増殖を抑える働きがあります。NF-kBというタンパク質が増えると、毛穴が広がってすり鉢状に陥没したり、陥没した毛穴が重力の影響を受けて涙形に広がることがあると言います。
大人ニキビで肌が荒れているとNF-kBの過剰増殖が起こりやすく、大人ニキビの痕が残りやすくなってしまうのです。シナロピクリンはNF-kBの過剰増殖をブロックし、肌をハリのある健やかな状態へと導きます。シナロピクリンはアーチチョークの花や茎にもありますが、葉に含まれる成分が最も多いことがわかっています。

特に背中ニキビに悩んでいる人にアーティチョークのシナロピクリンは有効です。
背中ニキビは見えにくいのでケアが難しいです。皮脂によって広がった毛穴に紫外線があたり、皮脂を酸化してニキビによる炎症が悪化、炎症がNF-kBの過剰増殖を招き、毛穴がさらに広がる、という悪循環ができてしまうのです。
しかし、最近、発見された有効成分シナロピクリンをアプローチさせ、NF-kBの過剰増殖をブロックできれば、この悪循環を断ち切り、肌状態を健全に変えていくことが望めるのです。

キハダはミカン科の落葉樹です。
漢方では黄柏(おうばく)で、ニキビに有効な成分フラボノイドを含んでいます。フラボノイドには高い抗酸化作用があり、アクネ菌やアクネ菌を撃退する免疫細胞が放つ活性酸素をキャンセルしてくれるので、効率的に炎症を鎮めることができます。フラボノイドはミツバチの巣から作られるプロポリスにも含まれています。

キハダ樹皮に含まれるベルベリンには殺菌作用があり、アクネ菌をも効率的に殺菌できます。
背中ニキビはアクネ菌が原因でなく、カビの一種であるマラセチア菌による場合も多いのですが、キハダ樹皮の殺菌パワーはアクネ菌もマラセチア菌も等しくターゲットにできるのが魅力です。

キハダ樹皮のもう一つの有効成分はアルカロイドです。
アルカロイドにも高い抗酸化作用があり、免疫力を高め、ニキビや炎症で傷ついた細胞を修復する役割も担っています。アルカロイドは高麗人参の有効成分でもあります。

甘草はマメ科の植物で、その名前の通り、甘草の根を乾燥させた部位には砂糖の150倍という甘みがあります。
消炎効果があり、薬の苦味を和らげてくれる作用もあるので漢方薬によく含まれている成分です。
ヨーロッパではリコリスと呼び、ニキビに効くと言われる化粧水や洗顔フォームに含まれているグリチルレチン酸は甘草から抽出した成分です。甘草エキスをそのまま配合しているブランドもありますが、グリチルレチン酸にいくらか調整を加えて、さらに肌に浸透しやすくした成分を配合しているブランドもあります。
甘草エキスを処理して油となじみを良くした成分にはグリチルレチン酸ステアリル、水となじみを良くした成分にはグリチルリチン酸2Kなどがあります。ニキビによる炎症を鎮め、かゆみをおさえてくれます。