ビタミンC誘導体コスメの見極め方を徹底調査!
美容の定番となりつつあるビタミンC誘導体、実は種類や使い方によって効果は大きく変わります。購入前に必ずチェックしてほしい成分と効果的な使い方についてご説明します。
そもそも「誘導体」とは?
誘導体にはビタミンC誘導体やビタミンE誘導体、アミノ酸誘導体など様々な種類があります。
誘導体は元の成分とほぼ同じものですが、皮膚に浸透してからその成分に変化するという性質があります。元の成分をそのまま配合しないで誘導体の形にするのは、このようにすることによって酸化を防ぎ、メラニン色素に働きかける作用を保つことができるからです。
ただ、誘導体はもともとの成分よりも分子が大きくなるので浸透しにくいという欠点があります。現在では開発が進み、分子量が小さいタイプの浸透性が高い誘導体も利用されています。
よく化粧品に配合されるビタミンC誘導体の種類は?
ビタミンC誘導体にはいくつかの種類があります。ここでは4つご紹介します。
・リン酸アスコルビルマグネシウム
水溶性のビタミンC誘導体で、顆粒状または粉末状なのでパウダーや化粧水などに配合できます。ただ濃度が濃くなると沈殿が起きます。体内のホスファターゼという酵素の力でビタミンCに変化します。
・リン酸アスコルビルナトリウム
こちらも水溶性のビタミンC誘導体です。効果はリン酸アスコルビルマグネシウムほどではありませんが、濃度を濃くしても沈殿しないので使いやすいというメリットがあります。
・テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
油溶性のビタミンC誘導体で、「VC-IP」と表示されていることもあります。水溶性ビタミンC誘導体よりも吸収がよく、油溶性なのでジェルやクリームなどの化粧品に配合されています。
・パルミチン酸アスコルビン酸3Na
最新のビタミンC誘導体で、APPS(アプレシエ)と呼ばれています。水にも油にも溶けやすいのが特徴です。角質層はもちろん真皮まで浸透し、浸透力は水溶性ビタミンC誘導体の100倍と言われています。
ビタミンC誘導体の働き
ビタミンC誘導体は体内でビタミンCに変わるので、ビタミンCと同様の効果を期待できます。
ビタミンCには活性酸素の発生を抑える働きがあるのでシミやシワの予防に効果を発揮します。
また、メラニン色素ができるのを遅らせたり、色素を薄くすることができます。ビタミンCには新陳代謝を促し、皮脂の分泌を抑える働きもあります。さらに健康な肌に欠かせないコラーゲンの生成を促す作用もあります。
ビタミンC誘導体の中でもAPPS(アプレシエ)は浸透力が高く他の種類と比べると刺激が低いので敏感肌の人でも使いやすいものです。
ただし、水溶性のものほどは乾燥しませんが、人によってはつけた後につっぱり感じることも。APPS配合化粧品を使う際は、保湿成分も一緒に配合された化粧品を選ぶのがおすすめです。
また、他のビタミンC誘導体に比べると安定性に欠けるため劣化しやすいというデメリットもあります。高温や高湿度に弱いので、保管には十分注意しましょう。
効果的な使い方
ビタミンC誘導体配合の化粧品は顔全体にたっぷりとつけてください。シミやシワの部分だけに付けてもあまり効果がありません。顔全体をケアして初めて効果を実感できるようになります。
朝晩の洗顔後に毎日使用してください。洗顔後は肌が清潔になっているので有効成分が浸透しやすいです。
また、紫外線の強い夏だけ使うという人もいるかもしれませんが、1年を通じてケアするほうが効果が高いです。
また、ビタミンC誘導体は単体でも手に入り、精製水あるいはミネラルウォーターを使用して自分でも化粧水を作れます。
その場合は作り置きしないで使用のたびに作れば劣化しません。化粧品に含まれているビタミンC誘導体濃度は一般的には1~2%のものが多く、1%以上なら効果を期待できます。ですが、健康な肌を保つにはスキンケアだけではなく、バランスのとれた食事や規則正しい生活なども大切です。化粧品だけに頼らず、生活全体をチェックして、肌に負担をかけるような習慣は避けるようにしましょう。
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