毛穴パックで角栓・黒ずみ対策は危険?!ビタミンC誘導体がおすすめ
ドラッグストアなどで安く手に入る毛穴パック。毛穴の角栓や黒ずみ対策に使っている方も多いですが、実は悪化させている原因かもしれません。毛穴ケアにおすすめのビタミンC誘導体について解説します。
毛穴パックは意外とハイリスク?
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毛穴の中の黒ずみや詰まっている角栓を何とかケアしたい時には、毛穴パックを真っ先にイメージする人は少なくありません。毛穴パックとは、角栓や黒ずみが気になる部分にパックを貼り、少し放置して角質などとなじませてからパックをはがすと、毛穴の中の角栓や皮脂、汚れなども一緒にとれるというメカニズムのスキンケアの一種です。しかし、この毛穴は実は肌トラブルを引き起こす原因となるリスクがあることはご存知でしょうか?
毛穴パックでこんなトラブルが起こりやすい
毛穴パックは、表面が粘着性の成分となっています。この粘着成分が毛穴を含めた肌の表面の角質層に張り付き、毛穴の中の角栓や皮脂などをはがすことができるわけですが、パックをはがす際には毛穴の中の角栓や皮脂だけが取れるだけではありません。肌表面の角質なども半強制的にはがしてしまうことになります。角質の中には過剰な角質もあれば、肌にとって必要な角質もあるわけですが、そうしたことはお構いなしに表面の角質を無理にはがしてしまうため、肌のバリア機能が低下してトラブルを起こしやすい肌質になってしまうのです。
また、毛穴の中に詰まっている角栓や皮脂の中には、毛穴の中で大きく固まっているものがあり、毛穴の入り口が小さすぎて出てこれないタイプがあります。毛穴パックを使ってこうした皮脂や角栓を無理矢理引きずり出してしまうと、毛穴の入り口付近の皮膚細胞がダメージを受けてしまいます。そして、そこから黴菌が入って炎症を起こすリスクが高くなるのです。
さらに、毛穴パックによって角栓や皮脂を取り出しても、適切なお手入れをしてその毛穴をふさいであげなければ、すぐそこに汚れや皮脂などが溜まって再び角栓や黒ずみが起こりやすくなるというリスクもあります。
毛穴ケアにはビタミンC誘導体がおすすめ
毛穴の中に詰まっている角栓や黒ずみなどは、パックで無理に引きはがすよりも、肌細胞に負担をかけない方法で優しくケアするのがおすすめです。例えば、美白作用や抗酸化作用が高いビタミンC誘導体は、毛穴ケアにも大きな効果が期待できる美容成分として人気があります。
ビタミンC誘導体は、高い殺菌効果や美白効果がある一方で酸化しやすく成分的に不安定なビタミンCを改良したもので、肌の内側の奥深くまで浸透してからビタミンCが作られるという作用があります。スキンケアとして肌にビタミンC誘導体を与えると、肌の内側に入り込んで皮脂分泌を抑制する作用があったり、皮脂が黒ずむのを予防する効果も期待できます。
ビタミンC誘導体が配合されたスキンケアは、一朝一夕でひどい状態の毛穴がすっきりきれいになるというわけではありません。毎日のお手入れの積み重ねによって、トラブルを起こしにくい肌質へと近づくことができます。それに、ビタミンC誘導体という成分そのものに毛穴ケアをしてくれる作用があるので、普段使っている化粧水などを見直してビタミンC誘導体配合のモノにするだけで、以前よりもトラブルを起こしにくい毛穴を手に入れることができるはずです。
化粧水パックも効果的
ビタミンC誘導体がたっぷり配合された化粧水を使って、毛穴パックをするという方法もおすすめです。蒸しタオルなどで毛穴をしっかり開いた状態で、泡洗顔などをして中の皮脂や汚れをきれいにし、コットンにたっぷりとビタミンC誘導体配合の化粧水をしみこませて毛穴が気になる部分をパックしてあげてみてください。お風呂で湯船に浸かった状態でパックをしても良いですし、お風呂から出た直後にパックしてもOKです。
そして、パックをしてあげたら、開いている毛穴をしっかりと閉じてあげるために、ひんやりしたビタミンC誘導体配合の化粧水を肌全体につけてパッティングしてあげましょう。汚れを落とすには閉じている毛穴を開いてお掃除、お掃除のあとには毛穴をしっかり閉じてあげる習慣が大切です。
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